人を好きになるのに理由なんてない
現実にはよくいわれる台詞ですし、よくあることですが、フィクションの世界ではこれはダメ。人が人を好きになるのには、理由がなくてはいけません。
よく使われるのが「猫にミルク」。不良の男の子が猫にミルクをあげている姿を見て……というパターンですね。もう少し砕いて説明すると、意外な一面を見たことにより好意を抱く、というパターンです。ツンデレもこのバリエーションです。
現実にはよくいわれる台詞ですし、よくあることですが、フィクションの世界ではこれはダメ。人が人を好きになるのには、理由がなくてはいけません。
よく使われるのが「猫にミルク」。不良の男の子が猫にミルクをあげている姿を見て……というパターンですね。もう少し砕いて説明すると、意外な一面を見たことにより好意を抱く、というパターンです。ツンデレもこのバリエーションです。
私の小説の師匠の若桜木虔先生(漫画原作者としてもベテランです)は、「原作者は何かのジャンルの専門家でなくてはならない」とおっしゃってます。
基本的にはこれに賛成です。
編集者は「ストーリーくらい自分たちで作れる」と考えている方が多いので、原作者に要求しているものは専門知識です。それ以外のもの(ストーリー、アイディア、キャラクターなど)で勝負しようと思うなら、よほど飛び抜けた何かが必要です。
今現在使える専門知識がない方は、勉強するしかありません。
世の中には村上もとか先生のように、「剣道をやったことがないのに剣道少年のバイブルを描いてしまう」方もいらっしゃいます。
あきらめずに頑張りましょう。
これもシナリオの師匠から教わったことです。
回想を使うなというのは、単純に回想を使うとわかりづらくなるからですね。
ナレーションを使うなというのは、技術レベルを上げるためにはナレーションに頼らず、キャラの行動で説明するようにしろという意味です。また、「ナレーションが入っている作品は読まない(難しそうだから)」という極端な読者もやはりおりますので、これもない方が好ましいです。
回想に関しては、回想ではなくトップシーンに過去のエピソードを持ってくる手法でたいていの場合回避できると思います。
ナレーションに関しては、現代物の場合その通りだと思いますが、SFやファンタジーや時代劇の場合はどうしても必要になりますね。この場合もエピソードで説明する工夫が必要だと思います。
私のシナリオの師匠に言わせると、作品には2種類しかないと言います。
読んだ(見た)後に「うーんなるほど」と思うものと、「だからどうした」と思うものです。
当然前者の方が望ましいわけで、作品を完成させたあとにまずチェックしたいポイントです。
秋葉原を歩いていたら、警察に職質されました。「ナイフを持っているか」と聞かれたのでいつも持ち歩いているアーミーナイフ(刃渡り6.3cm)を見せたところ、その場で軽犯罪法違反で御用。
指紋と写真を取られて、書類送検されました。
銃刀法違反でなくても捕まるのね。
真崎守先生は、「作者は読者におみやげを持たせてあげなくてはいけない」と語っています。
では、そのおみやげとは何なのか。
私は「新しさ」と「感動」だと考えます。
「新しさ」とは、誰も見たことがないというほどの新しさでなくて構いません。たとえば、「ゼロの使い魔」。男の子が女の子を召還してハーレムでうはうは、という話は山ほどありましたが、女の子が男の子を召還して犬としてこき使うというのは新しかったわけです。
「感動」とは、ケータイ小説に代表される「泣き」だけではありません。永井豪の初期作品に充ち満ちている「怒り」、ギャグマンガなら「笑い」、恋愛物なら「ときめき」。心を動かすものはすべて感動です。
作品とは、読者にこの「おみやげ」を届けるものだと私も考えています。
日垣隆氏の「すぐに稼げる文章術」の中に、こんな意味の文章があります。
「私はある媒体に原稿を書くときに、その媒体を支持している七割ではなく、その媒体に不満を持っている三割に向けて書く。媒体にとってのインパクトを優先した方が、書き手、編集者、読み手の三者に対してメリットがあるからだ」
これは漫画原作でも言えることで、その雑誌にいま足りないものを探して持ち込んだ方が、掲載される確率が上がります。
それとは別に、雑誌に合わせた味付けというのもあるのですが、それについてはまたいずれ。
漫画原作通信添削講座において、Aコースはカリキュラム有り、Bコースはカリキュラムなしでやっていますが、カリキュラムとは別に伝えておきたいことというのが結構あるのに気がつきました。
そこで、このブログを使って、補講というかたちでお伝えしていこうと思います。
カテゴリー「漫画原作通信添削補講」で探していただければと思います。
宣伝をかねていますので、会員外の方も参考にしてください。
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